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ブラッドオレンジのタルト [お菓子]
ブラッドオレンジのタルトを焼きました。
毎年、国産のレモンやオレンジがお店に並び始めると、
柑橘系大好きな私はどんなお菓子を焼こうかなとそわそわしてしまいます。
今年はまずタルトを焼きたいなと、
愛媛産ブラッドオレンジを抱えてお買い物から帰ってきました。
はぁ~なんていい香りなんだ!
タルト生地は前の日に作って冷蔵庫で一晩寝かせました。
次の日寝かせた生地をタルト型に敷いて、焼縮み防止のために再び冷蔵庫でお昼寝させました。
その間にブラッドオレンジをシロップで煮ます。アマレットも投入。
シロップを冷ましながら、お昼寝から起こしたタルト生地を空焼き。
今度はアーモンドクリームを作って空焼きしたタルト生地に敷き、
そこにブラッドオレンジをのせて、オーブンへGO!
焼成中、ほんとうにいい香りがオーブンから漂ってきます♡
きれいな果肉の色のブラッドオレンジのシロップ煮も、焼くとちょっと渋い色に。
ならば渋い見た目に可愛さをプラスしてあげよう。
アマレットでゆるめたジャムでナパージュ。
そこへピスタチオを散らせて、粉糖をふって完成です。
いただきまーす♬と言いたいところですが、
レシピによると
「一晩おくとオレンジの水分が均等に行き渡って美味しくなる」と。
うぅ・・・すぐ食べたいけど、それなら待つしかあるまい。( ´^`° )ウッ
♫ レ ♯ド ♮ド シ ラ レ ↑レ ♪
そして夜が明けていざカット。
あらほんと、ブラッドオレンジの香りのシロップ・果汁が行き渡って美味しいです。
タルト生地もさっくさく。
国産オレンジのシーズンが終わるまで、頻繁に作ってしまいそうなタルトでした。
モッコウバラお散歩2024 [お花]
やってきました大好きなモッコウバラの季節。
今年も徒歩圏内のモッコウバラスポットを、スマホ片手に徘徊して写真を撮る、
怪しげな私がの姿が見られる季節となりました。
今年は桜と同じくモッコウバラも咲き始めが遅かったです。
でも一度咲き始めれば街なかのあちこちに
黄色もしくは白いもこもこした花たちが、豪華な競演を繰り広げていました。
まだまだツボミが多かった頃。
それがあっという間にツボミより花の方が多くなって、豪華な雰囲気に。
黄色いモッコウバラが例年より開花が遅かったせいか、
いつもなら黄色が終わった後くらいから元気に咲き始める白いモッコウバラですが、
今年は黄色と共演していました。
今はもう満開を過ぎて、花色が少しあせてきた気がしますが、
まだまだ緑の葉っぱの部分より花の色の方が勝っている感じで咲き誇っています。
ああ、今年もきれいだったな。
早く世界中の人たちが、安心して花を愛でてその姿に癒やされる平和な日々がやってきてほしいなと思います。
そして今日もまたリクエストにお応えして、バノフィーパイを焼く私。
一体何台焼いたのだろう・・・w
トゥールダルジャンの鴨みたいに通し番号振ろうかなw
バノフィーパイ [お菓子]
バノフィーパイを作りました。
1972年にイギリスのレストランで考案されて、
あっという間にイギリス中で大人気になったお菓子です。
大好きなイギリス菓子のお教室で、
このバノフィーパイを生み出したイギリスのレストラン(Hungry Monk)のレシピを習ってきました。
お菓子教室にはほとんど通った事のない私ですが、
この先生には教えていただきたい!と熱烈に思って4年ほど前から月1回レッスンに参加させていただくようになりました。
(けど4年前ってコロナ禍が始まったのとほぼ同時期だったのでかなりレッスンが休講になってしまい、実質その期間の2/3くらいしか通えてないかも (´。・ωヽ) グスン...)
このバノフィーパイ、息子に大好評で、作ったその日にすぐにまた作って!のリクエストが入り、10日間で2度作りました。
(習った日を入れたら3回 ┓(;´_`)┏)
復習・練習になるし美味しいからいいんだけどねw
数年前にも別のレシピで作ってブログにあげた事がありましたが、
その時はバナナ・生クリーム盛り盛りw
盛り過ぎ感満載のバノフィーパイでしたが、数年経って私も少しオトナになり、
レシピどおりにバナナ半分割りで味の要もプラス、進化型となりました。
まずベースのタルト作り。
ショートクラストペストリーを作って、冷蔵庫で寝かせて、タルト型に敷いて、さらに冷蔵庫へ。
生地が落ち着いたところでタルトストーンをのせて焼成。
生地を冷ましている間にトフィーを作って、タルト型に敷いて。
生地を寝かせる時間をしっかり取りたかったのでなんだかんだと時間がかかり、
↑ ここまでを前日の夜にやっておいて、仕上げは翌朝に持ち越しました。
前回作った時は、
欲張ってバナナを丸ごと敷いたのでやけに高さのある盛り過ぎバノフィーになってしまったので、今回はちゃんとレシピどおりに半分に切ってトフィーの上においていきます。
頑張ってぎっしり隙間なく、ある意味欲張って詰め込んではおりますがw
ここにインスタントコーヒーをすこ~しだけ入れた生クリームでバナナを覆い、
細かく砕いたコーヒー豆をぱらぱらっと散らして完成です。
カットするとこんな感じの構成になります。
ね、ちゃんとバナナ半分に切ってあるでしょ?w
ショートクラストペストリー(お砂糖入っていません) + 甘~いトフィー + バナナ + ほんの少しのお砂糖とほんの少しのインスタントコーヒー入りの甘みの少ない生クリーム
そこにコーヒー豆ぱらぱら という構成です。
このコーヒーの風味が全体を引き締めていて、とても美味しいのです。
ここにコーヒー風味を、と思いついたレストランの人すごい!
少量ではありますが、まさに隠れた名脇役。
こういうセンスがお菓子を光らせるんだなぁ° ✧ (*´ `*) ✧ °
生み出したレストランのレシピ、と先に書きましたが、
実はオリジナルでは缶入りのコンデンスミルクを数時間ことこと煮てトフィーを作るのです。
でも悲しい事に数年前から日本ではこの缶入りコンデンスミルクが手に入らなくなってしまっています。
そこでお教室の先生がいろいろ試されて、この美味しいトフィーを考えてくださいました。
やっぱりコンデンスミルクを使うのですが、スーパーに置いてある120gのチューブではとっても足りない!w
大きいものをポチりました。
(迫力!でも一度に全部使ったわけではないですw)
21cmの型で作りましたが、
あっという間に食べ尽くされてしまうもぐ家なのでした。
ピアス孔が塞がった話とマリアージュ フレールでのティタイム [その他]
コロナ禍といわれるようになってマスク生活が始まって4年ほど。
マスクの紐がピアスのキャッチに引っかかると痛いし危ないので(下手したらピアス孔が裂けて下まで貫通する事故もあるとか・・・ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル)、
4年ほどほぼピアスをしていませんでした。
そしたらなんと、
開けてから20年以上経っているピアス孔の右耳側が塞がってしまっていました。
わ、若いから新陳代謝が盛ん・・・( -`ω-)✧ドヤッ ・・て事でもないのでしょうが、ショック!
これは悲しい。
もともとピアス大好きだし、左側だけのピアスだと誤解を招くかもしれないし。
もうひとつ、どうしてもピアスホールを死守したい理由がありました。
今は亡き祖母と叔母が成人式のお祝いに小さなダイヤモンドとルビーを並べたかわいい指輪を贈ってくれたのです。
若い頃はよくしていましたが、結婚して子供も生まれるとお砂場やスーパーのお買い物にして行くにはちょっと合わないし、さらに年を重ねたらデザインが可愛すぎるかなーとも思うようになったりして、ケースの中に仕舞いっぱなしになっていたのです。
でも大切な人から贈ってもらった思い出のアクセサリー、しないともったいないし寂しい。
そこでピアスにしたら普段でもつけられる!と思いついてリメイクして使っていたのです。
このアクシデントを解決すべく「ピアス孔」「塞がった」 で検索しまくりw
そしてある形成外科・皮膚科のクリニックの先生が、
”閉じたと思ったピアス穴”というタイトルで書かれたブログを発見。
見事復活させた例に一縷の望みを託し、
また、古い孔の状態が悪ければ患者さんをがっかりさせても断固として開けずに治療を優先しますっていう先生の姿勢が素敵で、はじめてのクリニックに突撃してしまったのでした。
ブログにあったように細い細い針金のような金属の棒を右側のピアス孔にそろそろと通し、
どうか通って!とドキドキしながら診察室の椅子に座って祈る私。
でしたが、「あーこれは塞がってますね。薄皮レベルじゃなくて完全に塞がってます。」
との診断でした。途中までは通ったんですけどね~
ネットで検索したところ、全く同じ位置に開けるのは避けた方がいい、という記事を読んでいた私はがっかり。今の右側のピアスホールの位置、ベストなんだけどな。
でも炎症もしこりも無く、孔の状態が良いので同じ場所に開け直しても大丈夫とのこと。
よかったーー嬉しい!
というわけで、右側にもう一度ファーストピアスをがちゃん!と打ち込んできました。
20ウン年前ほんとうにはじめてのピアス孔を開けた時、ファーストピアスを自分ではずしたのですが、これがもう外れない。
なにしろ孔を安定させるために一ヶ月以上外せないファーストピアス、
ちょっとやそっとでは外れないようにガッチガチにしっかりはまっているのです。
それを自分でピアスの取り外しをした事のないピアス超初心者が簡単に外せる訳ないよね・・・
キャッチが固いし、力いっぱい取ろうとすると未熟な孔が痛いし、まじで泣きそうでした。
一生のうち、この時一回だけピアスをした事を後悔しましたw
かなりの長時間の奮闘の後になんとか外せましたが、もう二度とこんな思いはしたくないと若かった初心者もぐは思いました。(´。・ωヽ) グスン...
ところが今回行ったクリニックでは、私のようなチキンのために、
希望すればファーストピアスをはずしてセカンドピアスを入れてくれるところまで面倒を見ていただけるのです。神か!
無事に痛みもなくするっとファーストピアスを外していただき、
今は金属アレルギー予防のために医療用プラスチックが土台のスワロフスキーの可愛いセカンドピアスに移行していて、トラブルなしです。
金属アレルギーになってしまって、接触すると湿疹出たりするのは困るよね、と思ったのはもちろんなのですが。
なんと、金属アレルギーになると食べ物にも反応してしまうということ。
先生のブログによると、代表的なものはチョコレート。
ニッケルやコバルトが含まれているそうで、食べると湿疹出たりするようになってしまうケースもあるとのこと。
うわー無理無理無理無理 ( ;゚Д゚)
チョコレート我慢する生活なんて私は無理~
なので医療用プラスチックと純チタンのピアスであと半年頑張ります。
で、文字ばっかりになってしまったので、
マリアージュ フレールでお茶をしてきた時の画像を貼りました。
紅茶は ウエディングインペリアル
ケーキは 杏のタルト 。
紅茶がテーブルに近づいてきた時点で、もう素晴らしくいい香り。
アッサムにチョコレートとカラメルのフレーバーをのせた甘い香りの紅茶です。
もちろんくどさはなく、ミルクを入れるとキャラメルの香りと合ってまた美味しい。
ポットサービスでティカップ3杯分以上あったので、ストレートとミルクティの両方をたっぷり堪能しちゃいました。
そしてタルト。
とろけるような杏は甘さと酸味のバランスが絶妙。これだけで立派なデザート感。
フィリングには紅茶の茶葉も一緒に焼き込んであってタルトもサクサク。
杏を引き立ててこちらも極上。杏とフィリングとタルトの対象的なテクスチャも相まってほんと美味しかったです。
お誕生日のレアチーズケーキ 2024 [お菓子]
今年も2月生まれの次男にお誕生日ケーキは何を作ろうか?と聞いたところ、
たぶん5年連続くらいでレアチーズケーキとのことでしたw
さすがに5年めともなると、デコレーションもネタ切れ気味。
昨年まではシンプル系を狙ってきましたが、
今年は若干華やかな感じ狙いで作りました。
前の晩に作っておいたレアチーズケーキを型からはずして
(実はこの時↑が一番緊張する)
真っ白なトップの上に生クリームを3種類くらいの口金を使ってランダムに一面絞りまくり、
華やかな模様をつけました。
その上にアクセントのいちごを丸く乗せて・・・
(´・_・`)モニュ? さてこの後どうしようっかなw
(いつもの無計画パターン)
実は上の写真にちょこっと写り込んでいるのですが、
緑色が欲しくて緑のゼリーを作っておいたのですが、
小さく砕くと思いの外色が薄くて、これは使うのやめました。
あまりいろいろのせるとごちゃごちゃしちゃうので、
いちごをハートみたいな花びらみたいな形に切って、
葉っぱになるようにタイムを組み合わせてのせました。
もちろんのせた場所は、
絞ったクリームの形が気に入らなかった場所w
カモフラージュと差し色の一石二鳥なのでした。(๑•̀ㅂ•́)و✧
こんなに小さなタイムの葉っぱでも、
緑がはいるとぐっと締まった気がします。
Happy birthday のピックを飾って完成です。
ちなみに今年も主役は18cmサイズの1/4 を一気に食べましたw
私は1月生まれなので、今年のお誕生日に子供たちが
ティーポットとマリアージュフレールの紅茶(マルコポーロ)をプレゼントしてくれました。
兄弟二人で相談して、
「あの人はこだわりが強くて好みがうるさいから、ティーポットは絶対自分で選ばせた方がいい」という見解になったそうでw (よくわかってるじゃんw)
ポットは私がウエッジウッドのワイルドストロベリーを選びましたが、紅茶は彼らのセレクトでした。
マリアージュフレールの紅茶をいただいてしまったからには、
これはもうフランス式でいれたいじゃないか~٩( ˶˙ᴗˆ˶ )و という事で
ノリのいい(お調子者?の)母はマリアージュフレールのショップに行って
コットンのティーフィルターを買ってきてしまいましたw
ポットの中で茶葉をジャンピングさせるイギリス式のいれ方とちがって、
フランス式はこのフィルターをポットの中に入れてそこに茶葉を入れてお湯を注いで抽出します。
お湯を入れる前に十分に温めたポットの中に茶葉だけを入れて蒸らしたり、いつも以上に手間をかけるのも楽しい♪ 蒸らし終わりポットの蓋を開けた時の香りがものすごく素敵でクラッとしそうでした!これは癖になる。
コットンのフィルターはテイスティングして好みの濃さになったら引き上げてしまうので、紅茶がどんどん濃くなる事もなく、コットンが余計な渋みを吸着してくれるそうです。
なのでマイルドな優しい味わいです。
今まで使っていたポットはもう少し小さかったから、
人数が増えるといれるの大変だったけど、
今度は1000 ml たっぷり入るのでみんなでゆっくり紅茶を楽しめるね。
素敵なティータイムをプレゼントしてくれた子供たちに感謝でいっぱいの母なのでした。
迎賓館赤坂離宮のガイドツアーに行ってきた [その他]
迎賓館赤坂離宮のガイドツアーに参加してきました。
迎賓館赤坂離宮は、開館日には予約不要の一般公開を行っていて、
本館(花鳥の間、彩鸞の間、朝日の間、羽衣の間、玄関ホールなど)
庭園(前庭及び主庭)
を自由に見学することができます。
そしてたま~に不定期にガイドツアーが行われます。
ガイドツアーは公認のガイドさんと一緒に本館を見学するもので、
普段は通れない正面玄関から入館して大ホール、回廊を通り、
一般参観では非公開の 東の間 サロン(公式インスタグラムへとびます) にも入室できるわくわくの要予約のツアーです。
ここが普段は通れない正面玄関。
このような扉が3つ並んでいます。海外からの賓客は3つのうち真ん中を通りますが、
さすがに私達は左側の扉から入ります。
そして残念な事に館内は撮影禁止!館内の写真はありません。
大ホール入ってすぐの所に丸椅子が置かれていて、そこで靴カバーをかけます。
床も国宝ですものね。
実際、床は大理石やモザイクや木目込みなど、それはそれは見事でした。
館内も階段の手すり以外は、お触り禁止です。
中は細部まで(そんなとこ言われないと見ないだろ!というところまでw)細かい装飾に彩られて、さりとてゴテゴテとした印象はなく、
豪華絢爛と装飾過多の間のちょうどいいバランスを保っているように感じました。
ガイドさんのお話によると、この石造りの建物、壁の厚さが1m80cmもあるそうです。
なので壁の厚さ分内側に入り込んでいる訳で、
外から見る印象よりも内部はこじんまりしているそうです。
お部屋の中で特に素敵だったのは、
東の間(公式インスタグラムへ)と花鳥の間(公式インスタグラムへ)。
東の間は他の部屋とは趣の異るイスラム文化の影響をひしひしと感じられるムーリッシュ様式。
アルハンブラ宮殿を彷彿とさせられます。
写真で見るよりもう少し色味が深く渋く落ち着いた雰囲気の部屋で、けしてゴテゴテとした印象は受けません。
彩色タイル・細かい彫刻ひとつひとつが凝りに凝っていて、それが壁天井に散りばめられている豪華さにため息がでます。それでいてゴテゴテ感がでないのはすごいなぁと思いました。
花鳥の間は、
木曽産のシオジ材の板壁には、四季折々の花や鳥を描いた楕円形の七宝焼の額が30枚飾られています。この七宝焼は、明治を代表する日本画の巨匠・渡辺省亭(わたなべ せいてい)が下絵を描き、七宝焼きの天才といわれた涛川惣助(なみかわ そうすけ)が焼いたものです。日本画特有の濃淡やぼかしの表現技法が見事に再現されており、七宝の最高傑作と謳われています。 (公式ホームページより)
この板壁がしっとり落ち着いた荘厳な雰囲気を醸し出していて、とても居心地のいい空間になっていました。
また壁に飾られた七宝焼きが素晴らしい。(*゚ー゚*)
繊細にして美麗、七宝でここまで表現できるとは!
東京国立博物館に渡辺省亭の下絵があるそうですが、そちらも是非見たくなりました。恐ろしいほどの再現度なのでしょうね。
館内のありとあらゆる建材に世界各地から希少な素材が取り寄せられ、
惜しみなく使われている豪華絢爛な宮殿。
まさに富国強兵の時代、日本の威信をかけて建造された建物であることをひしひしと感じました。
そして西洋文化をそのままコピーしただけではなく、
そこかしこに日本を印象づける意匠が取り入れられています。
正面玄関上の天球儀と鎧武者。
天球儀の下四方の丸い部分には桐紋が彫られています。
鎧武者のモチーフは館内でもしばしば見つける事ができました。
ペディメント中央にはしっかり菊の御紋。
その向かって左側にも鎧の彫刻、右側には兜が見えます。
菊の御紋と桐紋は、館内のいたるところに散りばめられていました。
さて、館内ツアーを終えてサロンから外へ。
ガイドツアーもここで終了。
靴カバーをはずして建物の南側に広がる主庭に出て、あとは自由に散策します。
この噴水も国宝です。
噴水を飾る動物たち。
グリフォンや亀も居ます。
一番上の写真はシャチだそうですが、時節柄アマビエに見えてしまったのは私だけ?w
思い起こせば今から ウン十年前。
小学生もぐは、学校の社会科見学で都内めぐりをしていました。
そしてバスがまさにこの門・この景色の前を通過した時、
「!! すごい!外国みたい!」と大興奮したのでしたw
(当時はまだ非公開でした)
バスの座席から立ち上がって、この風景を目で追った事を今でも覚えています。
あれから幾星霜、まさかあの憧れたお城の中に入る日がこようとは。
ウン十年ごしの夢を叶えた日の記録でした。
ちなみに、私が参加したガイドツアーは1月に2日間だけ開催されたもので、
抽選制で拝観料は5000円でした。(一般公開時は1500円)
2月3月の公開予定にはガイドツアーは入ってなかったので、そう頻繁には行われないのかな?
未公開の場所もガイドつきで見られるのはまたとない機会でしたが、
時間の制約があり(70分)、もっと見ていたいのになーと思いつつ次の部屋に移る事にもなりました。ガイドさんに教えていただいた事の復習がてら自由に見て回れる一般公開日にも行ってみたいな、と思っています。
↑ これがツアーの際にいただいたお土産。
パンフレットの他に、花鳥の間の七宝の図録、絵葉書12枚、
下の方に写っている緑色の文字で迎賓館赤坂離宮って書いてあるのは、なんと使い捨てカイロですw(たぶん去年の冬、夜間ライトアップの折に配られたものじゃないかな?)
正門手前に敷地内のお土産ショップがあります。
ここでファイルと一筆箋を購入してきたのですが・・・ここ想像の上をいく狭さですw
この狭小スペースにはこの日一番驚いたかもww
クリスマスのケーキ2023 今年はちょっとシンプル [お菓子]
今年もクリスマスにいちごのショートケーキを焼きました。
最近は、ほぼ焼きっぱなしでハイ!美味しい♬ のイギリスのお菓子ばっかり作っていたので、
ジェノワーズ焼いてデコレーションして、っていうケーキは久しぶり。
ジェノワーズの高さは6cm近く出たので満足満足。
厚さ1.5cmの3枚に切るので、
余りがたくさん出れば私の制作中のつまみ食い用おやつが増えて嬉しいのですw
今は均等に切り分ける為にお洒落なアクリルルーラーがありますが、
我が家の物はお洒落の欠片もなくw
そんなお洒落なアクリルルーラーなんてなかった10年以上前に
ホームセンターで買ってきた1.5cm角の角材を、旦那さんに切ってもらった年季ものです。
そしてやっぱり、あーナッペ下手っぴになってたなー (๑́•∀•๑̀)ฅテヘ
上面はわりと綺麗にいったのだけど、
今回も鬼門の側面が難しい。
生クリームを塗りつけるところまではクリームの状態もよかったのですが、
さぁ~って回転台を回して平らに整えるのに苦戦。
まぁ今年はこれが精一杯でした。努力賞w
デコレーションは、
上面の周りに星型口金でクリームをぐるっと絞り、
カットしたいちごを並べたシンプルバージョン。
いちごの赤にプラスして緑の差し色・細かいピスタチオ散らすの大好きで
実はやりたかったのですが、なんと痛恨のピスタチオ買い忘れ。
赤と緑のクリスマスカラーにできなかったけど、これはこれでシンプルで良いかな、と。
カットはこんな感じです。
キルシュ入りのシロップをたっぷり打ったふわふわのジェノワーズ(小嶋ルミ先生レシピ)と
甘すぎない生クリームといちごのコンビネーションは抜群 (•̀ᴗ•́)و
ナッペ練習のためにもっと頻繁に作ろうかな。
そして今年も12月24日がお誕生日の父にも供えます。
美味しかったかな?('-'*)
コーヒー&ウォルナッツケーキ [お菓子]
コーヒー&ウォルナッツケーキを焼きました。
イギリスのティルームには必ずある定番ケーキだそうです。
生地は卵・お砂糖・小麦粉・バターがほぼ同量はいるイギリス式のヴィクトリア・スポンジ。
そこにコーヒー液と刻んだ胡桃を混ぜ込んで焼き上げます。
生地は二段重ねで、間にコーヒー液を混ぜたバタークリームをはさみます。
こういう二段重ねのケーキの時は、このサンドウィッチティンが大活躍。
同じ厚さに真ん中が盛り上がりすぎずにきれいに焼けて、焼き時間も短くてすむ神ツール。
焼き上がったら冷まして、
一枚にバタークリームを塗ってもう一枚を重ねて、
さらにトップにもバタークリームを塗って胡桃を飾って完成。
実はこのケーキ、何年か前にもブログにあげたことがあります。
その時とは違うレシピなのですが、バタークリームがとても甘い!笑
甘いもの大好きな私でさえ甘くてびっくり、な甘さなので(イギリス直輸入レシピw)
少しだけお砂糖控えめバタークリームにしています。
でも充分甘くて美味しいよ (๑´ڡ`๑)
暑いというか猛暑の日が続いていて濃厚チョコレートケーキは重いかなぁなんて感じる日でも
案外重いと思わないで食べられるのは、
コーヒーと胡桃のホロ苦風味が効いているからかも。
オーブンの熱と戦いつつも、明日もまた焼きたくなるケーキです。
モッコウバラお散歩 [お花]
春、桜の後の私のお楽しみはモッコウバラ。
モッコウバラが大好きで、近所のどこにモッコウバラが見事に咲くかは把握済みw
毎年楽しみにお散歩します。
咲き始めの頃。
まだ緑の葉の部分が優勢で、たくさんのつぼみがついている4月のはじめ。
気の早い花が少し開花していますが、
このつぼみと花と緑の葉が共存してるこの様は、
あ~本格的に春が来たなぁって私が一番実感する景色です。
桜の頃はまだちょっと寒いですよね。
それから一週間もすると同じ場所でも花がびっしりついて重たそう。
ここは同じ頃のもうひとつ別の私のお花見スポットですが、
もうボテボテの満開。
つぼみを探すのが難しいほど花がびっしりついています。
これはこれで見事で綺麗なんだけど、
私はつぼみが花の数より多い咲き始めの頃が一番好きだな、と
この春改めて思いました。
そして白いモッコウバラ。
色がちがうだけで雰囲気もずいぶん違う。
白い花は儚げで繊細ですね。
バレエのチュチュのよう。
他にもお庭から二階に誘引していてお家ごとすっぽりモッコウバラだらけになるお家とか、
小さなマンションに壁いっぱいにひろがって咲いている場所とか、
(個人のお宅をバシバシ写真に撮るのも気が引けるので目だけで楽しんだので画像なし)
毎年あっちこっちにモッコウバラ遠征しているのでスマホの万歩計が捗りますw
やっぱりチュチュのような牡丹は
例年よりかなり早く咲いていてあやうく見逃すところでした。
春のお散歩は楽しいです。
でももうすぐ超絶苦手な湿気と高温の夏がきてしまう~( ´д`ll)ハァ~
引きこもりになる前に、
いましばらく気持ち良い気候と新緑を楽しむためにお散歩しなくちゃ。
早く秋にならないかなー!
セントクレメンツケーキ [お菓子]
店頭で見つけて、これでお菓子を焼こう!と
喜び勇んで買い込んだ国産オレンジがまだ少し残っていたので、
セントクレメンツケーキを焼きました。
ちょうど安田真理子先生が
あぶそる~とロンドンにセントクレメンツケーキのレシピをアップされていたので
作ってみたくてしょうがなかったのです。
以前からよく作っているレモンドリズルケーキにオレンジをプラスして作る感じです。
オレンジとレモンの皮を削って、
それを他の材料と一緒にボウルに入れてハンドミキサーで撹拌。
ふぁ~ すでにキッチンがいい香り。
これで生地はできちゃうので、さっそく型へ流し込んでオーブンへ。
焼き上がったらケーキチェッカーでぷすぷすたくさん穴を開けて、
生地がオーブンに入ってる間に作った
レモンとオレンジから絞った果汁たっぷりのシロップを塗り込んでいきます。
この後、ケーキを冷ましてからやはり果汁を混ぜたアイシングでデコるのですが、
今日は買い込んだオレンジ ラス1があったのでオレンジのシロップ煮を作ってみました。
意外と美味しくて、
小さい頃祖母がよく作っていたマーマレードの味を思い出しました。
もう何年も思い出すことなかったのに味覚の記憶って不思議ですね。
ほんとによく煮た風味だったんです。
おばあちゃ~ん♡
冷めてから接着用にアイシングをたらして
オレンジのシロップ煮を飾りました。
まぁ、このシロップ煮を飾ったおかげで
前記事のオレンジのケーキと似たような見た目になったしまったのですがw (๑́•∀•๑̀)ฅテヘ
ジェノワーズっぽいふわふわの生地のオレンジのケーキと比べると、
セントクレメンツケーキは、バターも小麦粉もお砂糖ももっとがっつり入った
イギリス的なしっかりとしたスポンジ生地です。
でもけして硬いわけじゃなくて、しっとり、
そしてふわふわではなくふんわりな、大好きなイギリス・スポンジです。
生地にはたっぷりオレンジとレモンの皮が焼き込んであって、
オレンジとレモンのシロップもたっぷり。
いい香り~ 美味しい♬
では何故このケーキがセントクレメンツケーキというかというと、
あぶそる~とロンドンの安田先生の記事によると、
マザーグースの「Oranges and Lemons(オレンジとレモン)」によるものだそうです。
♬Oranges and lemons,
Say the bells of St.Clement’s
オレンジとレモン
セントクレメントの鐘がなるよ
まだまだロンドンのたくさんの教会の鐘がそれぞれ鳴ってこの歌は続きますが、
これが遊び歌になっていて、
子供の頃この歌を歌って遊んでいたイギリスの人たちは
オレンジとレモン ⇒ セントクレメント って刷り込まれてしまうそう。
でもちょっと待てよ・・・私もこの歌詞知ってるなぁ~
と思っていたら、
そうだ!「ポーの一族」に出てくるんだ!w と思い出しましたw
「ピカデリー7時」っていう短編に出てくるんですよね~(年がバレるな・・・)
さっそく本棚に行って確認。
(お嫁入り道具でちゃんと持ってきてるw
この頃のモーさまの絵、すごく繊細で大好きだったな~ 今でも好きだけど)
ずいぶん長い間思い出してなかった事でも、
人間の脳って素敵な記憶をちゃんと大切にしまっておいてくれてるんですね。
子供の頃の記憶をいろいろ呼び起こさせられたケーキでした。
いかが?('-'*)
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