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パンナコッタとナンテコッタ [お菓子]

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いつまでたっても暑いので、
オーブンいらずのパンナコッタを作りました。





P1000086.JPGレシピは、
藤野真紀子さんの
「冷たいお菓子」(雄鶏社)から。




ぷるん








アマレットが手元になかったので、代わりにグランマニエ投入。
藤野真紀子さんのレシピでは、
ミラノのレストランの味を再現、ということでアーモンド風味なのですが(ブランマンジェ風?)、
アーモンドエッセンスは、子供から「薬臭い」と不評なので、今回は抜きで作りました。







キャラメルソースをかけていただきます。
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パンナコッタだけでも美味しかったけれど、(両方試してるのね、太るぜ?奥さん!)
キャラメルソースの、ちょっとほろ苦い味が甘さを緩和して、いいアクセントになってました。v('-'*) 






これは違う型で。
バニラビーンズが、かたまりすぎた・・・orz
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実はこれを作る前に一回やっちゃいまして(笑)
レシピには、板ゼラチン〇〇g って書いてあったんです。
メーカーによって凝固力が違うという基本をすっかり忘れ去り、
それをそのまま採用。
結果、固まらなーい。・゚・(ノД`)・゚・。
で、これはリベンジ編でした。
ちゃんと使った板ゼラチンの、何cc 対して何g 使ってください、という表示を確認して、
比例計算して、計量しました(はじめからシナサイ)。



ちなみに固まらなかったパンナコッタですが、
味は美味しかったので、もちろん食べましたw
子供たちから、
「これヨーグルト?」 (知ってて言ってる。コノヤローwヽ(`Д´)ノ)←そう言いながらお代わりしおった
「パンナコッタじゃなくて、ナンテコッタだね!」
座布団一枚?  お後がよろしいようで・・・・・・
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桃のデザートたち ~タカノフルーツパーラー~ [お店のケーキ]

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このところ、タカノフルーツパーラーで桃のデザートを食べるのに凝ってます。
最近の桃のデザートたちの記録です。
まずは、その名もずばり、『桃のデザート』 ↑



綺麗に盛りつけられた桃。
一番上には、黄桃で形どられた薔薇。崩すのがもったいないですね。(でも食べるけど!)
その下には白桃が丸ごと?
さらにその下には、ピスタチオが入ったスポンジが敷かれています。
まわりには桃のソース。
そこにもカットされた桃がディスプレイされていて、とても綺麗でお美味しそう。(〃∇〃)



黄桃の薔薇は、こういう感じです。
綺麗だなぁ~
細かい作業ですね。
黄桃の花びらはOK !d(゚ー゚*) だったのですが、生クリームの絞りがちょっと残念でしたw
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サイドにはクリアーな中にフルーツが入ったゼリー。
ゼリー自体はあっさりしていて、中のフルーツを引き立てていました。
そして、桃のソースと絡めて食べるとまた美味しい!



真ん中の丸ごと?に見える桃にナイフを入れると、こうなります。
中には3層のムース。
またしても綺麗だな~ 手が込んでいて目にも舌にも美味しいです。
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ムースというにはちょっとだけ固めでふわふわ感が足りなく感じましたが、
まぁ、なんといっても主役は桃。
桃がとてもフレッシュで甘くて美味しかったので、あまり文句は言わない事にします。







次は、『桃のワッフル』
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小さ目サイズのデザートプレートとワッフルのセットです。
このデザートプレートが、なかなか充実していておいしかったです。
桃自体も、もちろんGOOD!甘くてジューシィな美味しい桃でした。




新宿高野の桃のデザートプレート部分.jpg新宿高野の桃のデザートパフェ部分.jpg
小さいながらもこのパフェ、
贅沢にカットされた桃と、下の3層になった部分が美味しくて、
食べごたえ充分でした。
さわやかなゼリーの層と桃のピュレの層の間にはさまったチーズのムースの層が、
軽くなりがちなフルーツのパフェにしっかりしたコクをプラスしていて、いいバランスだと思いました。



左の緑色のものはピスタチオのブリュレ。
ワッフルに添えて食べました。これも美味しい~v('-'*) 



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ワッフルは軽めのアメリカン・ワッフル。
まぁ味は無難な線なのですが、薄いし冷めてた!
これを食べたのは新宿本店だったのですが、
以前、新宿地下鉄店ビル店で食べた時は、ちゃんと温かだったのになぁ。
温かくて、もう少し外側がカリカリっとしてたら言うことなしだったのに、残念。



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最近、アメリカン・ワッフルばっかり焼いてるもぐなので、少々うるさいのでした(笑)
(張り合うな!w)










そして、これは『桃のトライフル』
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季節によって、苺のトライフルやマンゴーのトライフルなどが出るのですが、
7、8月は桃のトライフルでした。





池袋の桃のトライフル.jpg上は新宿地下鉄ビル店、こちらは池袋店のもの。(何回食べてるんだ・・・┐(  ̄ー ̄)┌ )
これも、桃はもちろん層になった部分がとても美味しいです。
特にピスタチオ等ナッツの入った層がとてもいいアクセントになっていると思いました。
スポンジありクリームありゼリーありと、
しっかりケーキを食べたなぁ~という満足感も得られて、
トライフル大好き!












実は何年か前に、
何かの用事で出かけた帰りに父と二人で、
新宿地下鉄ビル店で苺のトライフルを食べた事がありました。
二人で食べながら、何度も
「美味しいね~」「美味しいね!」と言い合って、
また食べに行きたいね、などと時々話したりしていました。
新宿だし、いつでも行けると思ってました。



この桃のトライフルを口に入れた時に、その時の事を思い出して、
知らず知らず涙ぐんでいました。
もう一回、一緒に食べたかったね、お父さん。
一人で美味しい思いしてて、ごめんね。
そのうちに、とか、またいつか、って思ってるうちに、
もう一緒に行けなくなってしまいました。
時間って限りのある残酷なものなのだという事を、今更ながら思いました。
それは真摯に過ごしていても漫然と過ごしていても、
同じように過ぎていってしまうものなのだなぁ、とも。



・・・なんて思いながら、スプーンを口に運んでいました。
トライフル食べながら涙ぐんでる人って珍しいだろうなぁ。





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バーン・ジョーンズ展 ~三菱一号館美術館~ [展覧会]

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バーン・ジョーンズ展に行ってきました。
場所は、丸の内にある三菱一号館美術館。
三菱一号館は、ジョサイア・コンドル設計の明治時代のオフィスビルでした。
1968年に解体されましたが、2009年にコンドルの原設計に基づいて復元され、
美術館としてよみがえった煉瓦造りの建築です。
丸の内の高層ビルと緑の中に煉瓦が映えて、とても綺麗ですよね。
大好きな美術館です。


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高層ビルの谷間のような空間に、ぽっこり現れた中庭。
中庭をはさんで、明治と平成が同居しているようです。



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真夏の日差しに、噴水の水もきらきら。
緑、木陰、水の流れ、暑さの中でもほっとさせられますね。


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さて、では中にはいります!




バーン・ジョーンズ(Edward Burne-Jones 1833-98)は、
イギリスのヴィクトリア朝絵画を代表する画家です。
ウィリアム・モリスの親しい友人であり、ロセッティの弟子であり。
このあたりの人間関係も複雑で、美しく耽美的な画風ともあいまって、
いろいろな意味で世紀末的な雰囲気を感じます。
ストイックな宗教画(15世紀くらいの、それも北方の!)も
大好きなのですが(卒論はそのあたりを攻めましたw)、
実はクノップフだったりミレイだったりそしてバーン・ジョーンズだったり、この時代も大好きなのです。




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『いばら姫』1872-74年頃
お姫さまはともかくとして、
まわりで正体もなく眠り込んでいる侍女たちでさえ、この優美さ。
私の寝姿とは大違い・・・
ドレープの表現や落ち着いた色調に、
画家の技量とセンスを感じます。




バーン・ジョーンズ運命の車輪.jpg『運命の車輪』1871-85年
この女神フォルトゥーナの憂い顔がいいです!
他の作品でも、バーン・ジョーンズは憂い顔がほんとうに美しいと思いました。



























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ケルムスコット・プレス『チョーサー著作集』1896年
ウィリアム・モリスが創設したケムルスコット・プレスから出版された、チョーサーの著作集。
バーン・ジョーンズは87点の木版挿絵を制作しました。
この繊細な線の美しさに圧倒されました。
一応、というかもちろん「本」なのですが、
モリスの「本質的には芸術作品」という言葉にも納得です。
中世の写本から受け継がれてきた装飾性というか、
こういう様式的な表現にも、とても魅力を感じます。


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『水車小屋』1899年
エッチングの作品も出品されていましたが、
本当に素敵でした。
あの繊細な表現は、油彩などとはまったく違った魅力がありますね。
いや~ 原版が欲しいです・・・(というか見てみたい)




バーン・ジョーンズ風刺的自画像.jpgそして、一番最後に展示されていた小品。
『風刺的自画像—描かれざる傑作の群れ』1891-95年、ペン・紙、17.6×10.7cm
ペンでさらさらっと描いた感じの自画像です。
うしろのキャンバスは、いろいろな発想が湧いてきて、
途中で手が止まって
次の作品に手をつけてしまったために、
完成せずに抱え込んだままたまってしまった未完成の作品だそうです。
バーン・ジョーンズ自身は、風刺的、と言って描いていますが、
反面そのような状況を楽しんでいた感もあったそうです。

画家のユーモラスな一面を感じられて、
観ながら微笑んでしまいました。


そうそう、『迷宮のテセウスとミノタウロス』のミノタウロスが可愛らしくて、
これにも微笑ませられてしまいました。





P1000033.JPG東京駅の復元工事は ここまで進んでいました。 (下の部分はまだ工事中)














さて、東京駅まで来た時のお約束。
大丸10階の都路里で、パフェです。パフェww(*´Д`*)


お昼ごはんを食べていなかったので、今日は特選都路里パフェではなく、
「茶々セット」にトライしてみました。
茶そば or うどんと、パフェ(4種類から選べます)のセットです。
私は茶そばと宇治パフェにしました。
都路里茶そば.jpg都路里宇治パフェ.jpg





そしておみやげは・・・



都路里のゼリー.jpg都路里の抹茶ゼリーとお濃茶ぷりん
















P1000050.JPGそして、三菱一号館美術館のすぐ近くのエシレで買った、クロワッサン。

おいしいけど・・・高いですな!














P1000053.JPGP1000054.JPG                           私が焼いたわけじゃないけど、エラそうに断面w
















さくっほろっと口当たりは軽いのに、
バターの香りは濃厚です。
う~ん やっぱり美味しい~



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